はじめに
1日の疲れを取るお風呂、お布団の中と同じくらい心地よい場所ではないでしょうか。
お風呂好きの人は、ついつい長く入ってしまいがちですよね。
一方、家のお風呂が古くて「お風呂場が寒い」「タイルが割れてきた」など、悩んでいる人もいると思います。
そんなときはお風呂のリフォームを考える時期かもしれません。
古いお風呂とはどんなお風呂?
「古いお風呂」と聞いてどんなお風呂を思い浮かべますか?
「壁や床がタイルでできている」「浴槽の隣に湯沸かし器(バランス釜)がある」など、日本の昔ながらのお風呂を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
もちろん古いタイプのユニットバスもありますが、ここでは日本に多い、タイル張りタイプのお風呂(在来浴室)について説明します。
浴槽が狭く、深い
日本に昔からある和式の浴槽は、座った姿勢で肩までお湯につかることができます。
一方で浴槽が深いため、足が引っ掛かりやすく転倒する可能性があります。
しかも、肩までしっかり浸かることによる水圧の影響で心臓に負担もかかるため、年配の方にはあまり向かないとも言われています。
浴室が寒い
昔のお風呂は壁や床がタイルで作られていることが多く、冬場になると底冷えすることがあります。
タイルが割れていたり、目地が劣化してきている
タイルとタイルのつなぎ目部分(目地)に施してある目地材部分が痛み、そこから水が入ってしまうと腐食の原因になります。
古いお風呂には注意がいっぱい
古いお風呂は家の劣化だけでなく、怪我や病気を引き起こす可能性があります。
ヒートショックを起こしやすい
古いお風呂だと壁や床がタイルでできています。
そのため、居室との温度差で血圧が上下し、ヒートショックを起こす可能性があります。
別記事にて「ヒートショック」の記事も掲載しています。是非ご覧ください!
(こちらより該当記事にジャンプできます)
転倒のおそれ
脱衣所との間に段差があったり床がタイルだったりする場合、特にご年配の方は転倒する可能性があります。
また、手摺がついていないことも多く、浴槽への出入りの際に注意が必要になります。
水漏れによるシロアリ被害
タイルの目地は長いあいだに少しずつ水が浸透します。
更にひび割れなどがある場合はなお更、水がしみ込んでしまいます。
しみた水の影響で土台や窓台部分の木材が腐食したり、水気が大好きなシロアリ被害で木部がぐしゃぐしゃになってしまうことが頻繁にあります。
カビの被害
長い月日とともにタイルの目地にカビが発生して、擦っても取れなくなります。
専用のカビ除去剤を使用してもなかなか手強く、一度浸透したカビを除去するのは困難ですよね…。
ユニットバスへの変更メリット
古いお風呂をリフォームするときに、選択肢として挙げられるのがユニットバスへのリフォームです。
現在はこちらが主流になってきているので、いくつかメリットをご紹介します。
高い断熱性で冬でも暖かい
浴槽のパーツが一体化しているユニットバスでは、断熱性にも優れているため冬でも暖かく保てます。
ご家族が時間差で入っても、お湯の温度がさほど下がりません。
暖房乾燥換気扇を設置すれば、なお更ヒートショック対策にも有効です。
日頃の手入れが楽になる
最近の製品では、水はけがよい床材が採用されていたり、排水口にたまった髪の毛などのごみが自然に集まる仕組みがあったりと、ぐっとお掃除にかける時間と手間が少なくなります。
入口に段差がなく、浴槽も低いので年配の方にも安心
現在のユニットバスはバリアフリーになっているので、洗面所の床とユニットバスの洗い場はフラットになります。
浴槽のマタギも低くなっているので、ご年配の方でも入りやすくなっています。
古いお風呂からのリフォームで気を付けること
浴室のサイズが変わることがある
ユニットバスはあらかじめ規格となるサイズが決まっています。
在来工法からユニットバスへリフォームする場合、お風呂のサイズが変わってしまうことがあるので、事前にきちんと確認しましょう。
なお、メーカーによってはぴったりサイズのユニットバスを作れるオプションもあります。
土台の腐食やシロアリ被害
在来工法のお風呂は、見えないところで腐食やシロアリ被害が進んでいることがあります。
工事が始まって、思った以上に被害が進んでいることが分かった、ということもあります。
そのため、追加費用や工期がかかる可能性があることも念頭に入れておきましょう。
在来工法からユニットバスへのリフォーム 施工事例
グローアップにて施工した、在来工法からのリフォーム事例をご紹介します!
(写真クリックで詳しい施工事例のページにジャンプできます)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
昔ながらのお風呂も風情が感じられ良いものです。
反面、時代の変化での使いづらさもあるかと思いますので、リフォームをご検討されている方は是非、当社にご相談ください。
この記事を書いた人
内田 茂之
お風呂場をリフォームすると、ぐっと快適に入浴できるようになります!
他にも浴室リフォームの施工事例を掲載しておりますので、是非見てみてください。