浴室暖房乾燥機ってどんなもの?機能のご紹介とメリット・デメリットもお教えします!

はじめに

近年、浴室のリフォームをする家庭で導入されることのある「浴室暖房乾燥機」。

「次にリフォームをするときには絶対につけたい!」と憧れている方も多いのではないのでしょうか。

一方、名前だけ聞いたことがあっても、どういう物かよくわからない方もいらっしゃると思います。

今回は「浴室暖房乾燥機」についてご紹介します。

 

浴室暖房乾燥機とは?

浴室暖房乾燥機とは、お風呂場をより便利で快適な場所にしてくれる設備です。

バス乾とも呼ばれます。

主に暖房機能・乾燥機能換気機能涼風機能の4つの機能が備わっており、季節に応じて機能を使い分けることができます。

(各機能は後程ご説明します)

熱源としては「ガス温水式」と「電気式」の2つに大別されます。

 

ガス温水式 浴室暖房乾燥機

戸外に設置した熱源機によって沸かしたお湯を循環させて熱を発生させます。

熱源機が必要なため、電気式に比べ大掛かりな工事となり、初期費用が掛かります。

後付けの場合は設置できるか確認が必要ですが、電気式より乾燥・暖房能力は高いとされています。

 

電気式 浴室暖房乾燥機

電気式は機械内で熱を作り出し温風を発生させるものです。

熱源機が必要なく電気工事だけで完了するため、ガス温水式に比べ工事が簡易で初期費用も低コストです。

しかし、暖房・乾燥に時間がかかるため、ランニングコストはガス温水式よりもかかるとされています。

 

浴室暖房乾燥機の機能をご紹介!

それでは、浴室暖房乾燥機の機能を詳しくみていきましょう。

 

乾燥機能

乾燥機能は「浴室乾燥」と「衣類乾燥」の2つの目的で使われます。

 

浴室乾燥

温風を循環させて浴室内の温度を高めるのと同時に、湿った空気を外に排出することで、浴室内の湿気を乾燥させることができます。

衣類乾燥

浴室内の温度を高めて衣類の水分を奪い、その空気を排出させることで衣類を乾かすことができます。

 

換気機能

お風呂にたまった湿気や臭いを外に出すことができます。

 

暖房機能

入浴前に暖房機能を入れることによって、浴室内を暖かくします。

ヒートショック対策で注目されている機能です。

 

涼風機能

常温の空気を取り込み送風することによって、夏場のお風呂も快適に過ごすことが出来ます。

 

※その他一部の機種では、お湯を霧状にして天井から噴射することでサウナ状態にする、「ミストサウナ機能」がついているものもあります。

 

浴室暖房乾燥機のメリットは?

カビの予防に効果的

浴室にはカビの繁殖の要因となる「湿度」「温度」「栄養源(皮脂や石鹸かすなど)」が揃っています。

浴室乾燥機能を使うことで、素早く水分と湿気を取り除くことができ、カビ繁殖を効果的に予防できます。

 

 

天候・気候を気にせずに洗濯物を干すことができる

花粉症の方は、冬から春にかけては屋外に洗濯物を干すことを躊躇される方もいらっしゃるのではないでしょうか。

また梅雨の時期は雨も多く、洗濯物は乾きにくいものです。

衣類乾燥を使えば屋外の天候・気候などに左右されることがなく、効率的に洗濯物を乾かすことができます

室内に干す必要もなくなるため、居室のスペースも広くなります。

洋服が縮んだり、シワができにくい

乾燥機能が付いた家電として、乾燥機(ドラム式など)があります。

こちらは衣類を回転させながら乾かすため、素材によっては縮んでしまったりシワが出来てしまうことがあります。

衣類乾燥機能を使えば、こういったトラブルも起きにくいとされています。

またデニムなどの濃い色の衣類は、浴室に干すことで色あせを気にすることなく乾かすことができます

 

涼風機能で夏場のお風呂も快適に

夏のお風呂は入った直後から汗が出てしまい、それが嫌でシャワーだけで済ませている方も多いかと思います。

涼風機能はほてりやのぼせを軽減できるため、夏場でも快適に入浴することができます

 

 

暖房機能でヒートショック対策に

冬場は居室と浴室の温度差によってヒートショックが多発します。

特にご年配の方がいる家庭では注意しなければなりません。

暖房機能であらかじめ浴室を温めることによって、居室との温度差をなくし、ヒートショックのリスクを軽減できます

(ヒートショックについてはこちらの記事をご覧ください)

 

 

浴室暖房乾燥機を上手に使う方法

浴室暖房乾燥機は分電盤から専用回路配線が必要となるため、電気工事費がかさみます。

それ以外に最大のデメリットとして「電気代(ガス代)が高くなる」ということです。

そのため、工夫して少しでも光熱費を抑える方法をお伝えします。

 

換気機能と乾燥機能を上手に使い分けよう

乾燥機能は換気能力がそこまで強くないため、最初から最後まで使用してしまうと、余分に電気代がかかってしまいます。

そこで、あらかじめ換気機能で風呂内の湿度を下げてから乾燥機能を使うことで、短時間で浴室も乾燥し、洗濯物も乾かすことが出来ます。

その際、浴槽のお湯は流すかしっかりと蓋をしておきましょう。

 

天気によって乾燥方法を変える

雨の日や花粉の付着が気になる季節は浴室で乾燥機能を使い、天気のよい日は屋外に干すなど、天気や季節によって干す場所や方法を変えることで電気代(ガス代)の節約になります。

また、デニムや厚手のパーカーなどの乾きにくいものは、仕上げに短時間だけ乾燥機能をかけることで、しっかりと乾かすことが出来ます。

 

1回の乾燥で大量に干しすぎない

「どうせ乾燥させるなら、1回でなるべく多く乾かしたい」と思いがちです。

ですが洗濯物の間隔が狭いと、その分乾燥までの時間が余分にかかってしまいます。

送風口の近くは厚手の物にして、洗濯物同士の間も適度に開けるなど、干し方も工夫してみましょう。

 

フィルターの掃除をこまめに行う

フィルターが汚れていると、乾燥に時間がかかったり、暖房能力が落ちてしまいます。

定期的にフィルターを掃除しておきましょう

 

まとめ

浴室暖房乾燥機は、家事の負担軽減だけでなく、家族にとっても安心・快適に入浴できるとても優れた設備です。

とは言えメリットだけではないため、この記事に書いた使い方を例に工夫するなど、上手に使っていきましょう。

浴室リフォームや浴室暖房乾燥機の設置を検討されている方は、是非グローアップまでお問い合わせください。

 

この記事を書いた人

 

内田 茂之

いかがでしたでしょうか。

最近では浴室リフォームと同時に設置する方も増えています。

また条件がありますが、既存の浴室に後付けできる場合もあります。

ご関心がある方は是非お問い合わせくださいね。

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