はじめに
皆さん、「シロアリ」被害について、聞いたことはありますか？
ただのシロアリと侮ってはいけません。
シロアリはあっという間に家屋に被害をもたらしてしまいます。
被害に遭わないためにも、注意するべきことをお伝えします！
シロアリの標的になりやすい家
床下が低く、風通しが悪い
床下のスペースが狭いと、空気の循環が悪く、じめじめとしたシロアリにとって格好の環境になります。
家の周りに水辺などがある
家の周りに川や池があると、近辺の空気が湿っていて、地盤にも水分が多量に含まれている可能性があります。
そこから床下に湿気が上がってたまりやすくなるため要注意です。
庭で植物をたくさん育てている
植木鉢などをたくさん置いてある家では、日陰で風通しを悪くしがちです。
そうすると、そういった環境を好むシロアリにとって住みやすい場所となり、被害を進めてしまいます。
家の周りに材木を置いている
以前DIYで使用して余った材木を、もったいないからと家の周りに置いている方がいらっしゃいます。
シロアリは近隣から引っ越してきます。
材木は格好の餌になり、おびき寄せているようなものです。
こんな症状が出てきたら要注意！
基礎コンクリートにシロアリが通る通路(蟻道)ができている
土や細かい木粉と、シロアリの排泄物などを混ぜ合わせて作る「蟻土(ぎど)」を使って、「蟻道(ぎどう)」という茶色いトンネルを作ります。
それがコンクリート部分にある場合、シロアリの通り道となっている可能性があります。
お風呂のタイルが割れている、目地から水が浸透する
一昔前のタイル張りのお風呂でよく見かけます。
(在来風呂と呼ばれます。こちらで詳しく解説しています)
タイルが割れている場所や、タイルとタイルのつなぎ目の目地から、長い年月を経て少しずつ水が染み込んでいきます。
染み込んだ水が木部(土台や窓台)を濡らします。
その濡れた木部はシロアリの大好物なのです。
柱をたたくと「コンコン」という軽い音がする
柱の中がシロアリに食われてしまうと、中に空洞ができてしまうため、軽い音がします。
特に他の柱と違う音がする場合は要注意です。
床がふわふわする
柱と同じく、シロアリ被害に遭うと、中身がスカスカになってしまいます。
歩いた時に「ふわふわ」とした感覚があったり、軋むような音がした場合は被害に遭っている可能性があります。
家の近くで羽アリが飛んでいるのを見た
毎年春～初夏ごろになると、シロアリは新たな繁殖場所を探して一斉に飛び回ります。
羽アリを自宅近くで見かけたら、その近くにすでに巣が出来ているか、作ろうとしている可能性があります。
シロアリ被害に遭わないための日頃の対策
それではシロアリの被害のリスクを少なくするには、どうしたらよいでしょうか。
日常生活でできることを、以下にリストアップしました。
家の周りに、木製の廃材や壊れた家具などを置かない
こういったものはシロアリにとって格好の餌になってしまいます。
置いてある場合には早めに撤去しましょう。
花壇に枕木を使われている方もいらっしゃいますが、これもやめておいた方がよいとされています。
床下通風口をふさがない
植木鉢やバケツなどを通風口の前に置いてしまうと、床下の換気が滞ってしまいます。
物をどけて、床下の湿度を下げるようにしましょう。
日頃から室内の換気を行い、湿度を下げるようにする
特に押入は湿気がたまりやすいため、普段から気に留めるようようにしましょう。
和室の畳は年に1回ははがしてチェックするとよいでしょう。
まとめ
今回はシロアリについてお話しました。
シロアリの被害は住人が気づかないうちに進んでいきます。
リフォーム工事が始まったら、思った以上にひどかった…なんてこともありえます。
タイルのお風呂を解体すると、半数以上は、土台や窓台がシロアリ被害に遭っています。
そうならないためにも、日頃からお家の状況はしっかりとチェックしておきましょう。
「リフォームを検討しているんだけど、シロアリ被害に遭っているか気になる…」という方、是非グローアップまでご相談ください！
現状をしっかりと把握し、しっかりと適切な対策を講じて工事をいたします！
この記事を書いた人
内田 茂之
シロアリ被害は思った以上に深刻な事態を引き起こしてしまいます。
定期的にシロアリ駆除をするように心がけましょう。
